過去の短編より2

カーン
ゴングが鳴り、真美はコーナーへ戻る。
椅子に座り、マウスピースを口から出す。
ぼとりと音がしてマウスピースは足元へ転がる。
セコンドはいない、ボクシングSM、真美は奴隷なのだ。
タイマーで設定されたゴングが鳴る。
真美はマウスピースを拾う。ねちょりと糸を引く。
ぼごおっ!!!「むぉっ!!」
一方的に真美はやられていた。
むせるように暑い中、真美の体は自分の唾液と汗にまみれて
今にも倒れそうであった。
体には痣が出来、パンチを受けるたびにその大きな胸が
ゴムを殴るようにゆれた。
顔は腫れ、片目が見えない。
そのせいで口も思うように開かず、呼吸も苦しそうに
口でしている、息を吐くたびに
「ぶぅっ」
と唾液が散る。
ボッ!!!!
最後のフィニッシュブローが真美をとらえた。
「ぶふぅぅぅぅぅっ!!!!!ぶはぁっ!!!」
凄い断末魔をあげ、真美がマウスピースを吐いた。
スローモーションのようにマウスピースは中を舞った。
窓からさした光でマウスピースは光り、唾液がキラキラと
奇麗にきらめいた。
ビチャッ!!!!
柔らかいマウスピースが落ちたショックで変形して、その元の
形に戻る弾力性でさらに跳ねる。
ビチャッ・・・ビチャッ・・・
音が部屋に響き渡る。
ビチャ・・・
マウスピースはリングから落ち、その衝撃でさらに跳ねて部室を
出た。
偶然通りかかった女子生徒が悲鳴をあげる。

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