過去の短編より
ドッドッドッ
美崎はロープにおいつめられ、ボディを食らう。
バスケットボールを殴るような音が響き渡る。
美崎は必至の抵抗で、腹筋を使って致命的なダメージは裂けている。
パン!!
目の前で両手を叩かれる。
「ひっ」
美崎がびっくりしたとたんに、腹筋をゆるめてしまった。
どぼっ!!!
どぼっ!!!
「あぐはぁっ!!!」
美崎の口から唾液が粒になって飛んだ。
リングにぶつかり、唾液ははじける。
どぼっ!!
どぼっ!!!
美崎の口からマウスピースが生々しく姿をあらわす。
唾液がマウスピースの丸みをおびた部分からぽたぽたと垂れている。
ドボゥ!!!
さらにボディをうたれ、カパッと音をたててマウスピースの片端が勢い良く外れた。
唾液が片端から滴り落ちる。
パンチを打たれたさいに歯を食いしばっていたのが分かるように、歯形がくっきりと
ついている。
遂にボディを打たれすぎた美崎は体制を崩した。
そうして肉付きの良い頬を懇親のパンチで打たれる。
バシャッ!!!!!!
みずみずしい果実を叩き壊したような音がして、マウスピースが勢い良く場外へ飛んで
行き。大量の唾液が口から吐き出されてマットへ飛び散る。
そこでドクターストップがかかり、少し気をぬいた美崎は気を失ってしまった。